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IFRSと日本の会計制度(10

会場: 東京大学経済学研究科学術交流棟(小島ホール)
2階 コンファレンスルーム
趣旨:
国際財務報告基準(IFRS)を日本にどのように導入するべきかは、巷間、注目を集めている検討課題です。マスメディアやインターネット上では、大勢の人が、導入の是非について多様な意見を発信しています。多くの人は、導入の可否は多数決で決まると考えて、アカデミックな世界にいる研究者に対しても「賛成か反対か」の意見を求めているようです。しかし、そのような要求に対して、おそらく研究者は満足のゆく回答はできないでしょう。研究者の多くは、「IFRS導入の可否」そのものを研究テーマにしているわけではないからです。

本セミナーでは、研究者は、IFRSを題材として、どのような検討課題を設定して、どのような新しい知見を得たのかを紹介していきます。IFRS問題の向こう側に、どのような学問的課題があるのか、IFRSをめぐる議論や経験は、学問の進歩にどのような貢献をしているのかを、多くの方々と一緒に考えていきたいと思います。

プログラム:

17:30-17:50
IFRSと日本の会計制度(10)
大日方 隆 教授(東京大学大学院経済学研究科)
17:50-18:40
IASB概念フレームワークにおける利益概念
勝尾 裕子 教授
(学習院大学経済学部)
18:40-19:00
質疑応答

プロフィール:
大日方 隆 教授

1985年東京大学経済学部卒業。同大学院経済学研究科で経済学博士号を取得。横浜国立大学経営学部専任講師および助教授を経て、1998年東京大学大学院経済学研究科助教授、2007年同准教授、2008年同教授に就任。現在に至る。

著書
『金融危機と会計規制』(共著、中央経済社・2012年)
『利益率の持続性と平均回帰』(単著、中央経済社・2013年)
『アドバンスト財務会計 第2版』(単著、中央経済社・2013年)


勝尾 裕子 教授

東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得。学習院大学経済学部専任講師、助教授、准教授を経て、現在、学習院大学副学長・経済学部教授。その間、2005年から2007年までLSEおよびCambridge University Judge Business Schoolにて客員研究員。主要業績は、‘The IASB and ASBJ Conceptual Frameworks: Same Objective, Different Financial Performance Concepts’, with C. van Mourik, Accounting Horizons, Vol.29, No.1, 2015 など。

※資料は当日配布されます。