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IFRSと日本の会計制度(12)

会場: 東京大学経済学研究科学術交流棟(小島ホール)
    2階 コンファレンスルーム
趣旨:
国際財務報告基準(IFRS)を日本にどのように導入するべきかは、巷間、注目を集めている検討課題です。マスメディアやインターネット上では、大勢の人が、導入の是非について多様な意見を発信しています。多くの人は、導入の可否は多数決で決まると考えて、アカデミックな世界にいる研究者に対しても「賛成か反対か」の意見を求めているようです。しかし、そのような要求に対して、おそらく研究者は満足のゆく回答はできないでしょう。研究者の多くは、「IFRS導入の可否」そのものを研究テーマにしているわけではないからです。

本セミナーでは、研究者は、IFRSを題材として、どのような検討課題を設定して、どのような新しい知見を得たのかを紹介していきます。IFRS問題の向こう側に、どのような学問的課題があるのか、IFRSをめぐる議論や経験は、学問の進歩にどのような貢献をしているのかを、多くの方々と一緒に考えていきたいと思います。

プログラム:

19:00-19:20
IFRSと日本の会計制度(12)
大日方 隆 教授(東京大学大学院経済学研究科)
19:20-20:10
資本市場と企業報告~投資家と企業の建設的対話のために
熊谷五郎氏(みずほ証券経営調査部上級研究員、及び、京都大学経営管理大学院客員教授)
20:10-20:30
質疑応答

プロフィール:
大日方 隆 教授

1985年東京大学経済学部卒業。同大学院経済学研究科で経済学博士号を取得。横浜国立大学経営学部専任講師および助教授を経て、1998年東京大学大学院経済学研究科助教授、2007年同准教授、2008年同教授に就任。現在に至る。

著書
『金融危機と会計規制』(共著、中央経済社・2012年)
『利益率の持続性と平均回帰』(単著、中央経済社・2013年)
『アドバンスト財務会計 第2版』(単著、中央経済社・2013年)


熊谷 五郎 氏

1982年慶應義塾大学経済学部卒業、野村證券入社。1987年ニューヨーク大学大学院MBAコース修了。野村総合研究所国際調査室調査課、野村投資顧問(現野村アセット)株式運用部海外運用課、日興ソロモン・スミスバーニー株式調査部等経て、2004年みずほ証券エクイティ調査部シニア・ストラテジスト。2007年より同社経営調査部上級研究員(現職)。京都大学経営管理大学院客員教授(現任)。
IFRS諮問会議(IFRS Advisory Council)副議長、金融庁金融審議会ディスクロージャー・ワーキンググループ・メンバー、同企業会計審議会会計部会臨時委員、企業会計基準委員会ASAF対応専門員会委員等、国内外の会計基準設定や監査制度に係る各種委員会に、財務諸表利用者代表として参加。
主要著書・論文:『金融・資本市場改革とインセンティブ問題』(証券アナリストジャーナル)、『金融商品会計基準の改訂と金融規制改革』(企業会計)、『詳解 バーゼルⅢによる新国際金融規制』(共著、中央経済社)等。