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地域金融機関による「ものづくり」の視点に立った顧客支援 (2)

会場: 東京大学経済学研究科学術交流棟(小島ホール)
    2階 コンファレンスルーム
趣旨:
 地域に根差した活動に特化している金融機関には、地域経済の失われた活力を取り戻す役割が期待されています。
役割を果たすためには、成長と持続とが期待される融資先を適切に選び抜く「目利き力」が求められるとともに、「支援力」が重要になってきます。
前回のセミナーでは、伝統的な財務諸表分析ではとらえきれない潜在的な優良企業の成長性・持続性を見抜くためには、「ものづくり」の現場でどこに着目すればいいか、金融機関の「目利き力」について考えました。第2回にあたる今回は、金融機関の「支援力」について考えていきます。
中小企業の海外進出が日本の成長戦略として注目されています。海外進出支援について地域金融機関が果たす役割への期待が高まっているだけでなく、国際業務が地域金融機関にとって成長戦略の柱になりつつあります。
本セミナーでは、まず、地域金融機関の海外展開を概観することによって現況の位置づけを提示します。とりわけ、海外駐在員事務所の設置に焦点を当て、その主要な業務内容や機能について具体的に紹介します。さらに、上海とバンコクでの現地調査から見えてきた実態に基づいて、コストセンターである駐在員事務所を設置する合理性や利益を実現するメカニズムを解説します。また、事務所設置の効果についても検証した結果を紹介します。地域金融機関における国際業務の推進を考える際にヒントとなる内容です。

プログラム:

17:30-17:50
「地域金融機関による「ものづくり」の視点に立った 顧客支援」
米山 正樹 教授(東京大学)
17:50-18:50
「地域金融機関による中小企業の海外進出支援」
山口 昌樹 教授(山形大学)
18:50-19:30
質疑応答、および参加者による意見交換


プロフィール:
米山 正樹 教授
1989年東京大学経済学部卒業。同大学院経済学研究科で経済学博士号を取得。1995年学習院大学経済学部教授専任講師、助教授および教授、2005年早稲田大学大学院会計研究科教授を経て、2012年東京大学大学院経済学研究科教授に就任。現在に至る。著書として
『減損会計 -配分と評価-』(森山書店・2001年)、『会計基準の整合性分析 -実証研究との接点を求めて-』 (中央経済社・2008年)などがある。
 
山口 昌樹 教授
山形大学・教授。専門は国際金融論。銀行の海外展開を主なテーマとして研究を続けている。地方銀行の海外展開について『週刊金融財政事情』、『月刊金融ジャーナル』への寄稿が複数ある。本セミナーに関連する著書として『邦銀のアジア進出と国際競争力』山形大学人文学部叢書1(2012年)がある。