研究会

証券流通市場の機能に関する研究会

設置の目的

証券流通市場において新たな取引手法や取引の傾向・動きが見られる中、証券流通市場の機能について、学術的な観点から研究・調査を行い、その結果を公表することにより、関係者の理解を深めることを目的として、「証券流通市場の機能に関する研究会」(以下「研究会」という。)を設置する。

検討事項

研究会では、証券流通市場の機能(特に流動性)に焦点を合わせて研究・調査を進めることとし、当面は、特に株式流通市場を研究・調査対象として取り上げる。具体的な検討事項としては次のようなものがある。

  1. 投資ホライズンや投資家の多様性と流動性や企業価値の関係
  2. 短期主義の功罪
  3. 経営側における対応と評価(株価・流動性)
  4. 海外の動向と実態(短期主義への対応策と市場の反応)
  5. 規制・税制と株式市場の流動性の関係
  6. パッシブ投資運用等の進展による株式市場への影響

構成

研究会は、植田和男前金融センター長を座長とし、別紙に掲げた委員、オブザーバーによって構成する。

なお、必要に応じて、委員もしくはオブザーバーを追加し、又は、有識者・市場関係者等に出席を求めることができるものとする。

研究成果の公表

当面は研究会は非公開で開催するが、適切な研究成果が得られた時点で、論文あるいはワークショップ等の形で世に問うことも検討する。

体制

座  長植 田 和 男東京大学金融教育研究センター長
共立女子大学国際学部教授
委  員祝 迫 得 夫一橋大学経済研究所教授
斎 藤 大 河東京大学金融教育研究センター常勤講師
佐 藤 整 尚東京大学大学院経済学研究科准教授
水 野 貴 之国立情報学研究所准教授
幹   事田 代 一 聡日本証券経済研究所研究員
オブザーバー大 山 篤 之金融庁金融研究センター研究官
研 究 所増 井 喜一郎日本証券経済研究所理事長
大 前  忠日本証券経済研究所常務理事