ー ファイナンス・スクール ー
カリキュラム
本プログラムは、東京大学の経済学部で金融を専攻する方が3・4年次で学ぶ範囲とレベルで設計しています。学部レベルといっても、実務経験によっておのずとカバーされる内容は割愛し、実務の奥底にある金融経済学の理論を理解することに重点を置きます。
近年、金融業においては業務の分業化・専門化が加速しています。金融の全体像を把握し、その中に自身の業界・業務を精確に位置づける知見が、世界に伍して活躍する金融実務家には求められます。
金融は、実務と学問が非常に緊密な関係にある分野です。本プログラムでは、実務の経験を引き続き積み重ねながら、アカデミックな学びの意義を体感していただくことができます。同じ志を持ち、金融に関わるさまざまな組織から集まる仲間と、ぜひ切磋琢磨していただければと思います。
基礎科目
計22回
| 講義タイトル | 内容 | 担当講師(所属) |
金融のためのミクロ経済学 |
| 小島 武仁(大学院経済学研究科教授) |
金融のためのマクロ経済学 |
| 青木 浩介(大学院経済学研究科教授) |
金融のための計量経済学 |
| 新谷 元嗣(大学院経済学研究科教授) |
企業会計 |
| 首藤 昭信(大学院経済学研究科教授) |
基幹科目
計24回
| 講義タイトル | 内容 | 担当講師(所属) |
金融システム |
| 植田 健一(CARFセンター長、大学院経済学研究科教授) |
証券市場 |
| 服部 孝洋(CARF招聘研究員、公共政策大学院特任准教授 |
数量ファイナンス |
| 藤井 優成(大学院経済学研究科准教授) 白谷 健一郎(大学院経済学研究科准教授) 佐藤 整尚(CARF副センター長、大学院経済学研究科准教授) |
企業金融 |
| 服部 孝洋(CARF招聘研究員、公共政策大学院特任准教授) |
国際金融・貿易 |
| 古澤 泰治(大学院経済学研究科教授) 植田 健一(CARFセンター長、大学院経済学研究科教授) |
展開科目
計8回
| 講義タイトル | 内容 | 担当講師 |
家計消費と金融 |
| 仲田 泰祐(大学院経済学研究科准教授) |
貨幣論 |
| 中野 剛(CARF特任講師) |
デジタル・ファイナンス |
| 柳川 範之(大学院経済学研究科教授) |
ESG投資 |
| 湯山 智教(CARF招聘研究員、専修大学商学部准教授) |
実践科目
計6回
| 講義タイトル | 講師(所属等) |
金融規制・監督の実務 | 森 信親(CARF招聘教授、元金融庁長官) |
金融政策の実務 | 雨宮 正佳(CARF招聘教授、前日本銀行副総裁) |
金融業の未来 | TBA(銀行、証券会社、保険会社等の実務家) |
参考図書
| 参考図書 | ||
| 編著者 | タイトル | 出版社、出版年 |
| 講義タイトル:金融のためのミクロ経済学(担当:小島 武仁) | ||
| 鎌田 雄一郎 | ゲーム理論入門の入門 (岩波新書 新赤版 1775) | 岩波書店、2019 |
| 小島 武仁、河田 陽向 | マッチング理論とマーケットデザイン | 日本評論社、2024 |
| 講義タイトル:金融のための計量経済学(担当:新谷 元嗣) | ||
| 西山 慶彦、新谷 元嗣、川口 大司、奥井 亮 | 計量経済学 (New Liberal Arts Selection) | 有斐閣、2019 |
| 新谷 元嗣、前橋 昂平 | 連載「マクロ経済政策評価のための時系列分析」『経済セミナー』 | 日本評論社、2026 |
| 講義タイトル:企業会計(担当:首藤 昭信) | ||
| 首藤 昭信 | 日本企業の利益調整 | 中央経済社、2000 |
| 講義タイトル:金融システム(担当:植田 健一) | ||
| 植田 健一 | 金融システムの経済学 | 日本評論社、2022 |
| 講義タイトル:証券市場(担当:服部 孝洋) | ||
| 服部 孝洋 | 日本国債入門 | 金融財政事情研究会、2023 |
| 服部 孝洋 | はじめての日本国債 | 集英社、2025 |
| 服部 孝洋 | マネー・マーケット入門 | 日本評論社、2026 |
| 講義タイトル:国際金融・貿易(担当:古澤 泰治) | ||
| 古澤泰治 | 国際経済学入門 | 新世社、2022 |
| 講義タイトル:国際金融・貿易(担当:植田 健一) | ||
| 植田 健一、服部 孝洋 | 国際金融 | 日本評論社、2024 |
| 講義タイトル:ESG投資(担当:湯山 智教) | ||
| 本田 桂子・伊藤 隆敏 | ESG投資の成り立ち、実践と未来 | 日本経済新聞出版、2023 |
| 湯山 智教編著 | ESG投資とパフォーマンス―SDGs・持続可能な社会に向けた投資はどうあるべきか | きんざい、2020 |