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【出版情報】日本の金融システム 「第11章 金融制度と危機対応」(植田健一教授)

東京大学出版会から出版された、日本の金融システム(祝迫得夫 編)

「第11章 金融制度と危機対応」を

植田健一(CARFセンター長)が執筆しました。

内容紹介

グローバル経済の進展とテクノロジーの進化は、SDGsの概念やフィンテックを生み出し、世界経済は大きく変貌した。これからの日本の金融システムの可能性とリスクについて、東京経済研究センター(TCER)において第一線の研究者たちが新しい問題意識で取り組んだ研究成果として披露する。

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第11章 金融制度と危機対応――企業救済に関する理論と政策の課題(植田健一)
 1.はじめに 
 2.コロナ禍前までの議論 
  2.1 競争市場の最適性 
  2.2 不完全情報の場合 
  2.3 債権の場合 
  2.4 銀行の風評被害 
  2.5 世界金融危機後の議論――大きくて潰せない問題
 3.危機と企業救済
  3.1 企業救済 
  3.2 銀行救済としての企業救済 
 4.銀行による企業選別の重要性
  4.1 銀行によるコストをかけた企業選別の理論
  4.2 企業選別の実証 
  4.3 コロナ禍での企業救済と融資援助
 5.企業救済の国際比較
  5.1 世界金融危機における企業救済と危機からの回復
  5.2 コロナ禍における企業救済と倒産制度
  5.3 補論――労働市場の問題
 6.おわりに
第11章コメント 危機対応としての企業救済の是非(内田浩史)

関連リンク

「日本の金融システム」東大出版会ウェブサイト