マクロ金融
J-series
作成:
番号:CARF-J-119
パンデミック対策のEBPM
要旨
本稿では、パンデミック対策のEBPM(Evidence-Based Policy Making)について考察する。コロナ危機の対応として世界中で様々な施策が取られたが、本稿では日本における行動制限政策に焦点を当てる。日本のコロナ対策を議論する様々な有識者会議に提出された分析・そういった会議の議事録を振り返り、将来へのパンデミック対応の教訓を導くことを目的とする。一つの現象を理解する際に他の現象と対比させることで理解が深まることもあるため、対比として数理モデル分析・データ分析の活用が定着している米国の金融政策の現場での分析体制についてもときおり言及する。