ワーキングペーパー

金融システム

J-series

作成:

番号:CARF-J-125

ファミリーガバナンスを考える

著者:柳川範之

要旨

本稿は、ファミリー企業におけるコーポレートガバナンスの在り方について、一般的なガバナンス理論とファミリー企業の特性との関係、およびサクセッションプラン(事業承継計画)との関連性を整理・検討したものである。本稿では、ファミリー企業のガバナンスにおいて、「ファミリー(家族)」と「ファミリービジネス(企業)」のシステムを区分して捉える必要性を指摘する。その上で、意思決定プロセスの透明化や、暗黙の理解の言語化・明示化が不可欠であると論じる。また、サクセッションプランにおいては、当事者間の円滑な継承に加え、従業員や資金提供者といったステークホールダーの納得感(コンセンサス)を醸成することが重要であると結論付けている。

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